2017年1月11日水曜日

再度、五葷について。

なぜ五葷が悪いのか、以前のブログに書きました。
http://hot-lava-japan.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html

しかし、書いた本人のワタシですが、肉饅頭の件だけでは納得には及ばないのです。
五葷を避ける生活をしていて何かの拍子に五葷を口にしてしまったときのグルグル感は、「五葷は普段食でない」と言い切れるくらいの危ない強さがあるのは確かです。

量や使い方を間違えば毒にもなる漢方があるように、
五葷も薬なのでは?と感じる強さです。
しかし、薬と言っても日常的に素人が扱える程度の薬です。

例えば、
「父ちゃん、最近、疲れが激しくて、夜も寝てばっかし…」と愚痴るかーちゃん。
ニンニクを手にして「そうだ、とうちゃんの今夜のおかずにコレ混ぜよう」

「ウチの息子が風邪で寝込んじゃってね」
「じゃあ、コレでみそ汁作れば?」とネギを渡す。

祝いの日、久しぶりに生魚や生贄のお下がり肉などを食べる時、
「獣肉の臭いは強いからこの臭いのキツい野菜で中和しよう」と料理に使った五葷は、毒消しも兼ねていたのでは?と思います。(健康上、肉は毒(躯に悪い)ですから)

五葷は、それくらい強いのです。
でも、五葷を摂り過ぎて死ぬようなことはないですから、医学用ではなく家庭用漢方だったと思います。

また、五葷の毒消しの仕組みは、摂取した人自身の内蔵を傷つけることによって、火事場のバカ力を出させたと思います。
…と思います。という不的確な表現で申し訳ないのですが、自分の躯での実験でそう感じます。

現代人の多くは、肉も食べれば五葷も食べます。しかも毎食です。
強い薬でも毎回ずーっと飲み続けていると、最初のころ飲んだ量くらいでは効かなくなってしまいます。少ない量だから薬効があるのに、量が多くなると毒にもなります。
病気でもないのに、頭痛薬や風邪薬を毎日毎回飲む人はあまりいないでしょう。

五葷は食べ物ではありません。
五葷は薬です。

だから、健康な人が食べてはいけないのです。



2 件のコメント:

  1. 五葷は薬か〜
    ありがと、勉強になりました。

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  2. 生姜は五葷に入っていないことに納得しました。ありがとうございます(^o^)

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