2019年8月18日日曜日

五葷を避ける

五葷が身体に良くない理由は、刺激が強過ぎる。
五葷に共通する効能は「滋養強壮」。
つまり薬と同じ。

「あー、ニンニクの効いたラーメン食べたいなぁ」とか「あー、ネギたっぷりの蕎麦を食べたいなぁ」

身体が弱っているわけでもないのに、毎日食べ物として摂取して、
しまいには薬物依存になってしまう。
肉食も同様で、人の身体には強過ぎる。
ましてや日本の環境や生活に肉のエネルギーは過剰で不必要。

そして、その過剰なエネルギーは不必要な怒りや喜びとなって発露される。
毎日の原因不明な忌々しいニュースがそれを物語っている。

また、不必要な肉食摂取は自分の躯にはねかえり、
癌や糖尿病の危険性をはらんでいる。

この肉エネルギーの過剰さを抑えるのに、五葷の強過ぎる刺激でバランスをとっている。

実際、肉食をしなかった江戸時代には五葷を料理に使うことはほぼない。
玉ねぎは明治になってから食物として扱われていたし、ニンニクなどは特別な食べ物だった。

五葷や肉食を摂取すると、高揚感が高まる…幸せになったような気分になる。
同時に五葷(や肉食)エネルギーが堕ちると高揚感も低くなる。

私たちはこの外から入れられた高揚感の波(不安感やストレス含む)を内側から制御できないので、五葷や肉食を続けてしまい、あげく病気になるか、けんか早くなる。

薬物などの依存症と同じ。

じつは、塩もそうらしい。
「らしい」というのは、塩こそ躯に必須食品なのでは?と思うから…。

スリランカ人に聞いたのだが、山にこもっているお坊さんに食べ物の施しをするときに、五葷抜きの菜食料理は基本だが、も抜く。

一振りの塩で食べ物は美味しくなる

スリランカ人がそう言ったわけではないが、
「美味しい」を知ってしまうと、もっともっとの欲求と依存になるからなのだろうか。
たしかに、肉も五葷も美味しい…らしい。

拙著は肉や五葷を食べないのでわからないが、塩は選んでいる。