2013年10月9日水曜日

命にむきあう

命に向き合うことは、狩猟であり、肉食であると結論づけて終わりになっている社会がある。
その結論は早急すぎるのではないか?と思う。
下記は、紆余曲折して、ビーガンを選択した「散文」。
いま思うと、こういうのも「命に向き合う」ってことかも?と思った。
拙文ですが、読んでくださるとうれしいです。

幼い頃は、ヒトと動物の隔てがわからない
かわいい牛は食べられるために育てられている
そのことを知った時の驚愕

「お肉食べれな〜い」
「お肉を食べないと大きくなれませんよ」
「いやだ〜」

でも、子どもは肉を食べないことを選択できない。
食卓に出てきたものは
「感謝して、ありがたくいただく」と教えられた。

「牛さんは、食べれれな〜い」
「お肉になった牛さんだから、食べないとかわいそうよ」
「……(TT)…もぐもぐ。。(TT)」
何度も、何度も、毎日、毎日、何も考えずに、お肉食べた。

「かわいい牛さんは、わたしの血となり肉となって、生き返っている」
何度も、何度も、毎日、毎日、何も考えずに、お肉を食べた。

「……。」
何度も、何度も、毎日、毎日、自分を納得させながら、お肉をたべた。

そして、ついに、笑いながら、お肉を食べてた。

ある日、わたしのからだの血となり肉となったはずの動物たちが騒ぎ出した。

「お肉を食べないことを選択できるよ」

あのバラバラの肉片になってしまった仲間たちも
この世に生があったときは、
そよ風やひだまりを気持ちよいと感じたり、
母親から愛撫される喜びや
食事をするときの楽しみを感じていた
わたしたちと同じように…。

「そうだった。もう、お肉を食べるのをやめよう」
わたしは決意し、謝罪した。

屠殺場へ連れられていくとき、どんな気持ちだったろう?
屠殺場で、処刑を待つとき、どんな気持ちだったろう?
殺されるときは、どんな恐怖がおそってきただろう?

「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
何度も、何度も、毎日、毎日、謝っても……
わたしたちの罪は消えない。

罪は消えないけど
これ以上、罪を作らないことができる。
ベジタリアンになる。ビーガンになる。
「もう、お肉を食べなくていいんだよ」

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【命に向き合う映画】 カチンコ 「アースリングス(earthlings)」(95分) 

動物とヒトとのかかわり、ヒトが動物に強いていることなどが、セクション別に描かれており、判りやすい。 
H・フェニックスの声もよいし、なんといっても、モービーの音楽がいい。ムード 
この手の記録映像は、間違えば、衝撃的映像で終ってしまいがちだが、音楽の力で観客をひっぱっていく。 
監督のショーン・マンソンさん、ナレーターのホアキン・フェニックスさん 
音楽のモービーさん、他,製作に関った方々、全員ビーガン。ぴかぴか(新しい)ハート達(複数ハート)

わたしは、後半部分から、声をあげて、 泣きっぱなしだった。泣き顔 


こんなに慟哭する映画は、初めてだった。泣き顔 

これを、残酷な映像だと言うかたがいたら、 
こういうことが、毎日、行われている事自体が 「残酷」なのだと思う。 

ぜひ、大切な方と一緒にみてください。むかっ(怒り)ハート達(複数ハート) 



  



2005年製作 

ボストン国際映画祭をはじめ、いくつかの映画祭のドキュメンタリー部門で最優秀賞 
監督・製作・脚本:ショーン・マンソン      
ナレーター:ホアキン・フェニックス 
音楽:モービー     

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